その音に正気を取り戻した僕は、あわてて、自分の口を押さえた。 外にいる人に気付かれないように、身を硬くする。
なのに、男の動きは、早さを増し、腰を打ち付けてくる。 それまで、気が付かなかったけど、男に揺さぶられるたびに、個室のドアはガタガタと音を立てていた。
「、、!、、、っ」
コンコン
個室のドアがノックされる。 ドア一枚向こうに、確実に居る存在に、僕は固まった。
「入ってるよ」
なのに、男は平然と答えて、何事もなかったように、僕の内部を掻き混ぜ続け、更に、握っていた手を動かし、指で鈴口を刺激した。
「、、ん、、、んぁ、、あぁっ」
その刺激に、耐えられず、塞いだ口から声が漏れてしまう。
一度漏れると、僕は、もう、その嬌声を抑える事が出来なくて、どう聞いてもやっている声がトイレの中に木霊した。
「ああっ、、あ、あっ、、ん、、」
「なんだ、人に聞かれてると気持ちいいんだ、くっ、、ここ締まりすぎ。痛ぇよ」
「嫌っ、、、」
「嫌じゃねーだろ、、、あ、それとも、聞かれてるだけじゃなく、見てもらいたいってか?」
「い、、嫌、、、、あぁっ、、嫌、、ん、、、っ」
「了解、、、っ、、開けてやるぜ、、」
男が鍵に手を掛けるのが見え、僕はあせる。 でも、下腹部から来る快楽は、酷く、腰の動きが止まらない。
そして、見られるという羞恥と恐怖に更に僕は煽られていた。
「嫌っ、やめろっ、、あぁ、、ひぁ、、あぁ、嫌ぁ、」
「ほら、見て貰えよ、、っ」
そう言うと、男は、鍵を開け、ドアを開け放ってしまった。
個室よりも明るい光が開けられたドアから僕に差し込む。
その光に晒され、人に見られるという感覚に、一瞬で今まで感じた事のない快感が僕を襲っていた。
「あぁっ!、、嫌っ、、駄目っ、あっ、、ああぁあっ、」
ドアが完全に開いたと同時に、僕は、達し、個室の前の床に精液を撒き散らしていた。
「、くっ、おま、締めすぎ、、俺も、イクっ、、、あっ、」
それと同時に男も僕の中に大量の精液を放出し、それを最奥に感じた僕は、ビクリと身体を震わせ、力が抜けた。
続く
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